こんにちは!ななこです😊
小5の3月から、中1の8月まで
不登校だった次男。
その子ももうすぐ31歳になります。
IT会社でプログラマーとして
働いています。
不登校の話を拝見すると
【自己肯定感】という言葉をよく
見ます。
私も次男が不登校になるまで
それについては考えた事が
なかったのですが
実際、我が家でも
それがとても大事だということを
痛感しました。
今回は【自己肯定感】に
触れてみようと思います。

自己肯定感とは?
自己肯定感とは
自分自身の存在や価値を肯定的に
受け止める感覚のことです。
簡単に言えば、
「自分はこれでいい」「自分には価値がある」
と思える気持ちです。
調べると、こうあります。
不登校になる前の次男は
勉強は好きではなさそうだけど
友達とはよく遊んでいたし
運動会には積極的でした。
元は積極的、活発な子でした

不登校になる前の運動会では
『得点係』になって
最後の「赤組が〇〇〇点で優勝です!!」と
全校生徒の前で発表するような子でした。
次男のそういうところは 私からは
ちょっと意外な面でした。
冷めた部分と熱い部分を
合わせ持つ性格なんでしょうかね…
まぁ、積極的に行動出来るって
いいね!と見ていましたので
こういう子が不登校になるの?と
私の中では
次男と不登校が なかなか繋がりませんでした。
元気に登校出来ていたので
私はなんの心配もしていなかったのです。
元々私、やる気の無い子に
勉強をさせる気もナシ、
だから いい大学に入らないと!という
気も無かった母なのですが、

いつも元気に友達と遊んでいるし
週末は小学校のサッカークラブで
走り回っていた子が…
そんな子でも不登校になるんだ…
なんで?本当に?
最初はそんな感情でいっぱいに
なっていた私です。
不登校になって…

不登校になってからの次男は
それまでとは別人のように
内に籠っていました。
「学校の勉強が嫌」と
それだけは言葉にしてくれました。
5年生あたりから勉強も
すこしずつ難しくなって
ついていけなかったんだろうか…
サッカーも思うようにいかなくて
楽しくなくなっちゃったんだろうか…
学校に行きたくない理由が
ぜんぜんわからないまま。
問い詰めたりも出来ないし
どうしたら良いものか…
特に「何をしなさい」とも言わずに
食事の用意をして、私は仕事に行く。
次男はきっと、
1日ゲームとパソコンで
時間をつぶしていたと思います。

どうするべきなのか わからない。
でも毎日そうして過ごすしかない。
そんな状態が続きました。
そして、ある事件
そして、不登校3,4ヶ月の頃に
こんなことが起こりました。

仕事中の私の携帯電話に、次男からメール。
連絡用に次男には、フリーメールアドレスを
使えるように設定していました。
そのアドレスから
『3階から飛び降りたら死ねるかな』
というメールが届いていました😭
仕事は早退。
急いで帰宅すると
次男はソファーでうなだれていて…
この時に次男は
『もう生きていても仕方がない!
死ねるものなら死にたい!』と
泣きながら言いました。

今まで感じた事のないショック。
息子から、それも小6の子どもから
そんな言葉を聞かされるというショック。
私も泣きながら
「学校なんか行かなくていいから
そんな事言わないでよ!」と
言ってしまいました。
(この、私の返答はあまり良くないらしいです。
否定しちゃいけないんですよね、本当は)
はじめて わかったこと、そして決心
私にとって、
とてもショッキングな出来事でしたが
〈不登校〉というものが
ここまで心を傷つけるものなんだと
初めてわかったんです。

そして、これがあったから
私の決心がついたんだと思ってます。
次男が「死にたい」と考えるほど
次男は自分自身の事を
どうしようもなく否定してるんです。
友達と同じように小学校に行けない自分、
でも、どうしても行きたくない、行けない。
こんな自分は最低で、どうしようもない。
もう生きていても仕方がない!!
心の中は、こんな思いでいっぱいに
なっていたのでしょう。
次男のあんな苦しい顔を見たのも
初めてでした。
「もう次男にこんな顔させたくない!
学校に行かなくても
楽しい事は沢山あるはず!
次男には笑顔で生きてほしい!!」
私は強く強く、そう思いました。

「自分はこれでいい」「自分には価値がある」
という自己肯定感。
これがなくなってしまうと
人は こんなにも変わってしまうものなんだと
次男を通して知ることが出来ました。
ここからは【笑顔奪還作戦】です。
いやぁ、実は作戦と言っても
私が心の中で考えていただけのこと。
笑顔を取り戻すには
毎日好きな事だけやってもらおう!
ただそれだけです。
次男の好きな事に母も協力
次男は家で過ごす中、
ネットで
「ファミコン好きな人達のサイト」
を見つけて そこの人達と交流を
始めるようになりました。

たぶん小6の次男が最年少。
ほとんどが高校生~大人のようでした。
ここでレトロゲームの楽しさを教えてもらい
次男から「このゲームソフトが欲しい」と
言われたものは中古品しかない…
それを ヤフーオークションで見つけ
次男と私、2人で初オークション体験で
希望の品をゲットしました!
事前に私、ヤフオク経験者のママ友に
教わったりして、です。
こうやって、次男に協力出来る事を
一緒に楽しみながら経験する。
その、ファミコン好きな人達のサイトで
コメントを入れたり
ブログコーナーの中に
写真をupしたいと言われれば
教えてあげたり。

次男にとって出来る事が増えることは
いい思う。
そんな思いで
私に出来る事をしていました。
ある程度 理解してくれば
あとは サイトのお兄さん達に
いろいろと教えてもらっていたと
思います。
変化はわかりにくいが、焦らず見ていく
半年以上 毎日パソコンを触っていれば
いつの間にかタイピングも早くなり
「だてに毎日パソコン触ってるわけじゃない」
状態にはなっていたんじゃないかな…。
興味を持ったこと、好きなことを
することで
一緒に楽しめる人達との出会いは
学校に行けない次男にとって
かけがえのないものに
なっていました。

次男は私に
いろいろと話しかける子では
ありません。
必要な時にちょこっと言ってくる
くらい。
なので私からも
次男がやりたい事をしている時は
ほとんど話しかけません。
特別な事がない限りは
私からは次男に絡まない。
不登校生活の大半は
そんな日が多かったです。
我が家の不登校の毎日は
私も忙しくしていたので
次男の変化をあまり
感じていない私でした。
始めの方は
次男の表情も気にしていましたが
後半はそれも
あまり見ていませんでした。
家では好きな事やって過ごしているし
もう私の出来る事はなさそうだから
あとは次男本人が浮上してくるのを
待つしかないよね…と。
そんな風に考えて
放っておく感じでした。

出来る事を増やす、その積み重ね
「だいぶ元気になったかな」と
感じたのは
不登校1年数ヶ月頃かなぁ…
次男の自己肯定感が
どこから復活したかなんて事は
私にもわかりません。
だけど
【自分が出来ること】を
いくつも経験してみる。
【自分が興味ある事をやってみて
出来る事を増やしていくこと】
その積み重ねは
不登校生活には
とても良い事なんじゃないかな!
というのは実感できました。
次男の1年半の不登校で
なにか特別の事をしたという事はなく
ただ「私に出来ること」を
していただけ。
次男に対して
「大丈夫、君ならなんとかなるよ!」と
思っていただけの私です。
実際、無理に登校を促さず
子どものリズムを信じて待つ姿勢は
安心感と自己肯定感を支える
土台になると思うんです。
ただ当時はそんな根拠もなく😅
まぁ、母なので
子の事を信じよう!って
それだけだったかもしれません😊

それと!
私達 親も注意したいことは…
親自身の自己肯定感も大切にする
親が自分を責めず「これでいいんだ」と
感じられることが、
子どもにも安心感を与えます。
親の自己肯定感が
子どもにも影響するってことなんですよね。
最後まで読んでくださり
ありがとうございます。
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